こんにちは、かなで です。(詳しい自己紹介はこちら)
仕事や家事、人間関係…毎日の忙しさの中で、心がなんだか疲れていませんか?「もっと幸せになりたい」と思っても、何から始めればいいか分からない人も多いかもしれません。
実は、人生の幸福度は、特別な何かをしなくても、ほんの少しの習慣でぐっと上げることができます。その秘密は、「寝る前の時間」に隠されているのです。
今回は、誰でも今日から始められる、たった3分で人生の幸福度を上げる思考習慣についてお話しします。
なぜ、眠る前の時間が大切なのか?
皆さんは、寝る前の時間をどのように過ごしていますか?スマートフォンを眺めたり、今日あった嫌なことを思い出したり…もしかしたら、そんな過ごし方をしているかもしれません。
実は、眠る前の数分間は、私たちの脳にとって非常に重要な時間です。この時間に考えたことが、眠っている間に整理され、記憶として定着しやすくなると言われています。
つまり、寝る前に何を考えるかによって、私たちの脳の「思考のクセ」がつくられるのです。
脳の特性
私たちの脳は、高機能な検索機能が備わっています。
例えば「部屋の中に赤いものはいくつありますか?」と質問されたら、自動的に赤いものに目が行きます。
そんな風に、お題を与えられたらそれを探す機能が備わっているのです。
人生の「良い部分」に焦点を当てる習慣
もし、あなたが寝る前にその日あった「楽しかったこと」「面白かったこと」を思い出す習慣を身につけたらどうなるでしょうか?
- 友達とのおしゃべりで笑ったこと。
- 会社の同僚に感謝されたこと。
- 帰り道で見た夕焼けが綺麗だったこと。
- 美味しいご飯を食べられたこと。
そんな小さな出来事を思い浮かべるだけで、あなたの心は温かい気持ちで満たされます。
これを毎日続けると、脳は「人生には、こんなに良いことがたくさんあるんだ」と認識するようになります。意識的にポジティブな出来事を脳にインプットすることで、自然と人生の良い部分にフォーカスするクセがついていくのです。
この習慣が身につけば、特別な出来事がなくても、日常の中に幸せを見つけるのが上手になり、気がつけば人生の幸福度はどんどん上がっていきます。
逆に、嫌なことばかり思い出していると…
では、反対に、寝る前にその日あった「嫌なこと」「ムカついたこと」ばかり思い出している人はどうなるでしょうか?
- 上司に怒られたこと。
- 満員電車で疲れたこと。
- 失敗してしまったこと。
- 誰かの心ない言葉に傷ついたこと。
このようなネガティブな出来事を繰り返し思い出すと、脳は「人生は、こんなにも嫌なことで溢れている」と錯覚するようになります。
同じように、意識的にネガティブな出来事を脳にインプットし続けることで、人生の嫌な部分にばかり目がいくようになり、幸福度はどんどん下がっていってしまいます。
人生は、どこに注目するかで印象が変わる
私たちの人生は、きっと楽しいことと苦しいことが半々のはずです。
どんなに辛い日でも、美味しいコーヒーを飲んだり、空が青かったり、小さな幸せは必ず存在します。逆に、最高に幸せな日でも、何かしら小さな不満や嫌なことはあるものです。
にもかかわらず、私たちはなぜか「嫌なこと」に意識が向きがちです。これは人間の脳が持つ、危険を回避しようとする本能的な機能によるものです。昔は生き延びるために必要な機能でしたが、現代社会ではかえって私たちの幸福感を遠ざけてしまう原因になります。
だからこそ、意識的に「良いこと」に焦点を当てることが重要になるのです。
同じ人生を生きているのに、どこに注目するかで、人生全体の印象は大きく変わります。
今夜から始める「寝る前3分間の魔法」
さあ、今日からあなたもこのシンプルな思考習慣を始めてみませんか?
特別な準備は何もいりません。ベッドに入って目を閉じたら、たった3分間でいいので、その日あった「良いこと」を3つ思い浮かべてみてください。
「今日は〇〇さんと話せて楽しかったな」 「美味しいお昼ご飯を食べられたな」 「欲しかった本が買えたな」
どんなに小さなことでも構いません。
最初はなかなか思いつかないかもしれません。それでも大丈夫です。「何もなかった」と諦めずに、どんな小さなことでもいいので、探し出す努力をしてみましょう。
この習慣を続けるうちに、日中から自然と良いことを探すようになり、やがてあなたの人生は、良いことで満ちていると心から思えるようになるはずです。
人生の幸福度は、誰かに与えられるものではなく、自分自身でつくりだせるもの。
今日からあなたの「幸せの習慣」を始めて、心地よい眠りにつきましょう。
かなで